こころ・からだ

胃痛の原因が恥ずかしすぎたのと、周りの人たちの優しさがしみた話。

コロナ自粛を続けてきましたが、ついに我が家も外泊をすることにしました。
コロナ対策ばっちりされていると思われるお宿を探して予約。

食事の選択肢は寿司か焼肉の2択のみ。7歳にして「食べ盛り」が始まってしまった息子の希望ですが、何しろ食べる量がすごいので、出費も半端ない。今回は焼肉ランチにしました。

しかし、息子は食べる食べる。ランチメニューじゃ足りず、お肉もご飯も追加注文。
結局息子だけ通常メニューの倍は食べ、つられて私も普段より多く食べて、家族全員が大満足しました。

昼食は少々食べ過ぎたので、私は夕食を減らしてもらうように宿に頼みました。やはりその夜、私はさっぱりお腹がすいていなかったのですが、息子はいつもの夕食の時間にしっかりお腹がすいたようで、宿のお食事を完食。

私はお刺身を少しとご飯とみそ汁をいただきました。
焼肉もお宿の食事も素晴らしく、温泉で温まっていつもより早めの午後9時頃休んだのですが、布団に入って30分ほどで、胃の上部が焼けるような感じをおぼえました。

こんな時に限って胃薬を忘れた私。周辺に夜中までやっている薬局はありません。我慢していれば治るかと思ったら、焼けるような感じが痛みに変わり、みるみる強くなっていきます。これはなんだ!?胃が焼け付くように痛い!!

12時頃、どうにも我慢できなくなって、病院に行こうと思いましたが、土地勘が無い。地域の医療機関案内サービスを探し出して周囲の救急で見てもらえる病院を教えてもらい、電話。あまりの痛みに、オペレーターの方は数件案内してくれようとしていましたが、2件で「も、もういいです、かけてみますっ・・・。」と電話を切りました。

教えてもらった1件目にかけると、受付から救急へ電話をつないでくれるのですが、「あー、今救急の担当が電話中ですね。このままお待ちいただくか、もう少し経ってから掛けなおしていただけますか?」とのこと。

救急だもの、忙しいのに申し訳ございません。でも耐えられないから2件目に電話。するとこちらは受付からすぐに救急につながった。状況を説明して、タクシーで30分くらいで行くと伝えました。

そこからタクシーを呼び、這うようにしてタクシーに乗り込むと、痛みで話もままならない。なんとか病院名を伝えると、運転手さん「最速でお連れ致します!」という、これまで聞いたことのないご丁寧なご返答。具合悪い時に、こんなに頼もしい言葉が他にあろうか。

そしておっしゃる通り最短距離を、カーブや段差が痛みに響かないように、優しく上手に運んでくれました。お名前確認しなかったけど、本当に助かりました運転手さん。ありがとうございます。

病院について、やっぱりほぼ這うように警備員さんんに指示された部屋に入ると、右手に受付らしき場所が見えたが人がいない!そこで待つことも声をかけることもできず、奥の椅子に倒れ込んで動けなくなってしまいました。

息が荒いのに、血液がうまく回らないのか手足がしびれ出し、痛みは増すばかり。頭も朦朧としてきて心の中で「誰か助けてくれぃ・・・。」と思っていたら、入り口近くにいたマダムが私を見つけ、受付に「なんだかとっても苦しそうで、かわいそうでかわいそうで、何とかしてあげられないかしら」と訴えてくれました。

話を聞いた受付の女性がすぐさま私に駆け寄り、名前を聞いて「〇〇さん!?いつからそこにいたの!?」と聞かれて、どのぐらい時間がたったのかわからない私は「つ、つい、ついさっっっき・・・。」するとマダムが「15分くらい前からよ。はやく運んであげて!」とさらに訴えてくれました。

しばらくして受付の女性が車いすを高速で持ってくる姿が目に入り、私が乗るまで優しく補助してくれました。なんとかマダムに頭を下げることだけでもできて良かった。処置室に入ると、ドラマでしか見たことのない展開が、本当に繰り広げられていて、当たり前ですが看護師さんもお医者さんも忙しそうで、簡易ベッドに横になって取り急ぎ痛み止めを点滴してもらって待機する間、恐縮しまくりでした。

心電図、採血、CTをとるころには体がフラフラするものの、痛みが嘘のように消えていました。これには看護師さんやお医者さんもちょっと驚きの様子で、「さっきは歩けないほど激痛で、今はケロっ何ですよね・・?」

原因としてはアニサキス、感染症、急性胃腸炎、脳や心臓、腸の血管の閉塞や穴が開く、腸や卵巣の捻転など重篤なものも考えられたのですが、先生が首をひねりながら「うーん、血液検査でもCTでも全身がとっても健康で。もしアニサキスだったとしても、痛みがこんなに早くケロッと治るのも考えにくいんですよね。本当なら胃カメラ入れて、虫を捕るんですけど、胃の中に食べ物がたくさん入っているので、今やっても見つからない可能性が高いんですよ。」

ここまで聞いてものすげー恥ずかしくなった。「ということは、単なる食べ過ぎですかね・・・?」と聞くと先生は「いえいえ・・・。」と言葉を濁したように感じたのは私の気のせいだったろうか・・・?

ちなみに先生より、「アニサキスだったとしたら、痛みはもっと長く続き、腸に落ちればまたそっちも喰われるので、下が痛くなります。でも腸に入ればさらに取り除くのは不可能なので、痛み止めを飲みながら虫(アニサキス)が死ぬのを待つしかないです。せいぜい2日~3日くらいで痛みはなくなります。」という説明がありました。

怖い、怖すぎる!あの痛みがもっと続いてさらに下の方まで痛いなんて無理!!でも今の時点で全然痛みはないし、食べ物がいっぱい入ってるってことは、やっぱ油の強いものの食べ過ぎだな・・・。

とりあえず、痛み止めと胃薬を処方してもらって帰ることになりました。この時点で夜中の2時・・・。ふらふらと処置室から出てくると、マダムは受付の近くにまだいらっしゃった。聞けば、救急で運ばれたお友達に付き添って待っているのだそう。なんてお優しい方なんでしょう。帰り際に心からお礼をお伝えすることができて本当によかった。

それから宿に帰ると、いきなり痛みがまた襲ってきた。とにかくさすりながら、一睡もせずに朝を迎えた。その後も4時間おきに2回とんぷく飲んでなんとか収まりました。その日は小さな野菜サンド1個と、野菜スムージー、ヨーグルトのみ。

あんなに毎日酒飲まないと気が済まなかったのに、この日は全然いらない。次の日も、酒はもちろんなし。うどん少しと柔らかいパンを少し。スムージーと、心配した息子が勝ってきてくれたアロエヨーグルトを食べた。ああ、息子も優しい。本当に優しい。

おかげで3日目にはほぼ回復。でも食べる量が減ったし、お酒も辞められて本当に良かった。マダムと看護師さんとお医者さんと運転手さん、そして息子の優しさは忘れません。

本当にありがとうございました。

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