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私たちは、たしかに奇跡でできている。

家事が大嫌いなくせにきっちりやらないと気が済まないので、人にやらせたくないという厄介な性格の私が、なんとか洗い物や洗濯をこなしているのも「Amazon Prime Video」のおかげ。
ズボラ完璧主義な私の、家事嫌い克服 ~食器洗い~

で、この間ついに「コウノドリ」を観ました。
なぜ今まで観ていなかったかと言うと、
泣いちゃうからです。(´;ω;`)

私の涙腺は小学生のころからユルユルで、
嬉しくても悲しくても鼻の奥がツーンとして
喉に熱いものがぐーっとこみあげて、
こらえきれずに涙が流れ出ーる。

だから、奇跡と言われる「出産」のシーンなんて、
もう毎回しゃくりあげるくらい号泣。

泣くのは体力いりますから、出勤前の朝食の片づけ中に号泣すると
いろいろと間に合わなくなる。
なので「ナポレオンの村」っていうドラマと2本立てで見てました。

ナポレオンの村もよかったですよ。
唐澤寿明さん演じるスーパー公務員「浅井栄治」が、
東京都の限界集落を立て直すという話。

村人の考えが短絡的過ぎたり、プロモーションがうまくいきすぎたりと
ちょっとだけ現実離れしてる感が否めませんでしたが、
人を変えていく人の力、おもしろかった。

ちょっと私の苦手な「意地悪」が毎回ありましたが、
我慢できるかわいいレベルでした。

私は息子が生まれてきてくれたことを奇跡だと思っています。
できたのも奇跡。生まれたのも奇跡。ここまで育ったのも奇跡。

人の人生何があるかわからないわけですが、いい方向に予想外なことがあったということで。

そんな息子はADHD。でも息子との会話はとても楽しい。
小学1年生ですが、社会情勢に関する情報もどん欲に収集してます。
ご飯食べながら突然、「バイデンさんとトランプさんの差がなくなってきたんだって。バイデンさんの味方が、いなくなっちゃって、40なん%かになると、バイデンさんは負けちゃうんだよ。」

本当にいきなりなので、驚きます。
何となく仕組みを理解しようとしているようです。

私はいつも、そんな息子が大人になった時のことを考えます。
一般的な人と違うことを受け入れられるのか、
周りの人たちに理解してもらえるのか、とても心配です。

だって理解してもらえなかったら、人一倍辛くて苦しい思いを
しなければならないのはわかっているから。

そんなときに「僕らは奇跡でできている」というドラマに出会いました。
これはまさに大人になった息子。

主人公の相河一輝(高橋一生)は、大学の講師です。専攻は生物行動学。
一輝はやりたくないことを先送りにします。
しょっちゅう忘れ物をします。
出勤途中にいろいろなものに気をとられて遅刻します。
興味のあることをしゃべり始めたら止まりません。
気になっていたことが目の前に現れると、約束を忘れて没頭します。
相手が言ってほしくないことをズバッと言ってしまいます。
言い合いになっても譲りません。
歯みがきが苦手です。
好きなことをとことん突き詰め、それは忘れません。

個人差はあるかもしれませんが、みんなADHDの特性ですね。
そして全部息子に当てはまります。

発達障害が認知されつつある社会であるものの、
蔑まれたり、叱責を受けたり、暴言を吐かれたりすることを
避けられないときはきっとある。

それは通常発達の人でもあることなんだろうけれど、
特性を理解されないことで受けるこれらは、
救いを得ることができないのではないか。

何が正しく、何を必要とされるのか。
これを果たして小学生の息子に
素敵な将来を見出してあげられるのだろうか。

そう気づいたら、一輝の毎日は理想に思えてならないのです。

一輝には味方がいます。大学の講師にさそってくれた鮫島瞬(小林薫)。
一輝の大学の恩師であり、一輝が所属する動物生態学研究室の教授で、生命科学部学部長でもあります。
大学において、同僚や学生、事務長などからバカにされたり、叱責を受ける一輝にとって数少ない理解者。

そして、幼少期から一輝を育ててきた祖父(田中泯)。

一輝が小学生の時のことです。
飛んできたハエを追って、つい授業中に立ち歩いてしまいます。
先生は「何度も行ったでしょう。立ち歩かない」と。
学校から帰って、一輝は祖父にそのことを報告します。
すると祖父は「ハエの足は何本だった?」と聞くのです。

私はここで泣いてしまいました。
イメージとしては、一輝の心の中で
怒られて縮こまって沈んでいきそうな小さな一輝を見つけ出し、
引っ張り上げて解き放つ感じでしょうか。

涙がこみあげて止まらなくなったセリフがもう2つあります。
「誰でもできることはできてもすごくないんですか?」

誰でもできること。誰でもって誰なんでしょうか?
そもそも生まれてきたことが奇跡なんですから、
生れてからできるようになることって、すべてがすごいことなんだと思います。

今私は英会話の勉強をしています。ゆうに1年経ちましたが、一向に話せるようになりません。
でも、子どもは1歳を過ぎたら言葉を話し始めるんです。
耳が聞こえなかったり、声帯に異常があったりした場合、手話をおぼえたりするんです。
様々な方法を駆使して、自分の意志を伝えることをおぼえられるんです。

できなかったことができるようになること、それはどんなことでも本当に素晴らしいことなんです。

もう一つ、「昔の僕は僕が大嫌いで、毎日泣いてました」

号泣です。

誰かを貶めようとか、嫌な思いをさせようとか、そういうことではなく、
例えばじっとしていなけれないけない場面でも、
「動け」と脳から命令が発せられちゃうんです。

視野を広く、様々な危機に臨機応変に対応するよりも、
自分以外が気づくことのできないことに集中して興味を深め、
極めることが得意なんです。

誰でも得意不得意がある、その振り幅が大きいだけなんです。

なぜ僕が僕を嫌いになるのかと言ったら、
叱られるからです。
馬鹿にされるからです。
排除されるからです。

悪いことをしようと意図していないなら、
その特性を理解して、良いところを伸ばしてあげるべきだと思います。

もちろん、暴力や暴言がいけないことだということは学ばなければなりません。
その過程で、嫌な思いをしてしまう人がいることも事実です。
悪いことは悪いと認識するトレーニングは必ずします。

一輝には、その特性を理解し、伸ばしてくれる祖父がいます。
20年前から住み込みで身の回りの世話をしてくれる家政婦さんがいます。
突出した能力を見抜いて、大学講師に誘ってくれる教授がいます。
最初は煩わしいと思いながらも、徐々に一輝の人間性にひかれる美人な歯科クリニック医院長がいます。

これ、本当に理想ですよ。
息子がこんな人生歩んじゃったら、毎日泣いたり笑ったり幸せ過ぎて
私だけどうにかなっちゃいそうだな。

発達障害を持つ子どもたちは、誰もが持っている当たり前のものを手放す代わりに、
誰も持っていない宝物をもって生まれてきたんだと思っています。

ちょっとあなたと違ってるけど、いい仕事しますよ!
そんな風に、息子たちと関わる人たちが嫌な思いをする機会を減らし、
息子たちが気軽に能力を最大限発揮できる環境を作っていきたいと思っています。

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