仕事・生活・趣味

学校の掃除って何のためにするの?教科以外に学校で学べること

いよいよ夏休みも終わります。どうにかこうにか宿題もすべて終わりました。持ち物の確認もOK。毎朝6時45分くらいまでには起きて、朝ごはんもばっちり食べていたので、生活リズムの乱れもなし!父ちゃんが年食っててよかったなぁ。毎朝早起きだもん。

さて、新学期の持ち物の中に「雑巾1枚」とありました。先日、学校の勉強は何のためにするのか考えてみましたが、それ以外の活動についても意味を考えてみたいと思いました。

1.日本における掃除とは
2.学校で学ぶ掃除
(1)きれい・きたない
(2)誰かのためにお仕事をする
(3)マナーや思いやりが身に付く

1.日本における掃除とは
ちょっと前の話になりますが、サッカーやラグビーのワールドカップ大会で、日本のサポーターが観客席のゴミを持ち帰り、世界中で話題になりました。

世界の学校を見ると、半分以上の国では生徒が学校を掃除しません。清掃員を雇います。これには「学生は本業である学業に専念するべき」や、「雇用を生み出す」といった理由があります。

日常的に掃除をする文化は、宗教的な影響があるようです。お坊さんが朝も暗いうちから起きだして、寺の敷地内隅々までピカピカに磨き上げる様子などはテレビでよく見たことがあります。仏教の修行の一つに「作務」というものがあります。「作務」は掃除、洗濯、炊事など日々行われる作業のことで、その中でも掃除は代表的な位置づけになります。修行は人格を完成するために行いますが、掃除を行うことで心を磨くことはとても重要な修行とされています。

実は、日本に古から根付いてきた神道においても、掃除は重要な位置づけだったようです。人の心の汚れは家の汚れにあらわれます。心が穢れると健康が損なわれたり、気鬱になったり、運気も悪くなったりします。神道では、家の汚れを掃う「掃除」を行うことで、心の穢れを祓い、清めると考えられているそうです。

宗教だけでなく、剣道や柔道、華道、茶道など、「道」とつくその技を極める世界においては「掃除」は重んじられています。だから日本では「掃除」を重んじる文化が根付いているのですね。

2.学校で学ぶ掃除
家の掃除は、100%親の価値観でなされます。一方「学校で学ぶ掃除」は、先生や上級生、同級生、下級生、いろいろな価値観の中で行います。学校の掃除は、それを通して様々な価値観を学ぶものであるのかなと思います。

(1)きれい・きたない
掃除の目的として最も重要な感覚です。どの状態が汚くてどの状態が綺麗なのかという一般的な感覚を学ぶことは、身だしなみの清潔感、除菌・抗菌による病気の予防などに結び付いていきます。

(2)誰かのためにお仕事をする
「お掃除をしましょう」と初めて言われたとき、「嫌だ」と思う子が何人いるのでしょうか。なぜ「嫌だ」と思うのかと考えてみました。
〇何か楽しいことをしている最中に「掃除をしなさい」と言われる
〇散らかっている状態が「悪いこと」だという認識がないのに、「こんなに散らかして!片付けなさい!」と怒られる
〇親が毎日イヤイヤ掃除をしている
〇汚れたものに触れた部分をきれいにする方法が思い至らず、触れることを必要以上に嫌悪する
〇掃除しても誰にも褒められも感謝もされない
我が家は全部当てはまっちゃってて、大反省中です・・・。

掃除は保育園や幼稚園でもやると思いますが、学校では範囲や動きが格段に増えますね。しかし、学校の掃除はきっと「掃除をすることが誰かのためになる」ことや、「掃除をした後の気持ち良さ」など、「掃除のしかた」に加えて「掃除をすることの必要性」をきちんと教えてくれます。

また、高学年になると班分けされた子供たちをまとめる役割も出てきます。仕事を分担し、適材適所に人材を配置することで効率的に仕事を進める、仕事のスピードに差があったり、どうしても参加できない子がいれば助け合う。

指示を受けた側は責任をもって行い、それを認められる。指示をする側は、指示の遂行状況を見て的確に指摘したり、よりよくできる方法を教えたり、できたものを認める。

こういった経験を、素直に受け止められる子供のうちにできれば、大人になってから大いに役立てることができる素晴らしい学びであると思います。

(3)マナーや思いやりが身に付く
自分が綺麗に掃除したところを、わざわざ汚そうと思う人は少ないと思います。掃除を通して、ちょっとした気遣いができるようになると思います。

例えばトイレ。「いつも汚れているのが当たり前だと思っている」、あるいは「汚しても誰かが掃除してくれる」と思ったら、清潔に保とうという感情が生まれにくくなるような気がします。しかし自分で掃除してみると、良く汚れるところや汚れる理由に気づいたりするので、「今度からこうすれば汚れないな」と汚さない行動を取るようになったり、汚してしまったらその時にサッと掃除して汚れをためないようにするなど、キレイを保とうとする意識が生まれます。

このような感覚が当たり前になれば、ポイ捨てや路上喫煙をしないようになったりするだけでなく、順番を守ったり、弱い人に声をかけられたり、街中でも家の中でも様々なことに気づくことができるようになるだろうと思います。

先にも記載しましたが、子供の「掃除が嫌い」「掃除やりたくない」という価値観は、親のさせ方や価値感が子供に反映しているものだと気づいてしまいました。ADHDである息子はただでさえ「片付けていると、散らかっているものに集中力が奪われて掃除が進まない」という特性があるのに、それ以上に「きれいにする」という価値観を失ってしまったら、将来「汚部屋暮らし」を避けられない!

これからでも「掃除は楽しく」「掃除で心を磨く」努力をしていこうと思います。でも掃除嫌いなんですけどねぇ・・・。

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。