子育て・教育

小学1年生の息子、読書感想文を攻略。

小学1年生の息子の夏休みも、今週で終わりです。宿題は順調に進み、算数・国語のプリントは先週終了。「海の生き物」のポスターも描き終えました。

さて、あとは「読書感想文」を書いて終わりだ!と息子にすすめますが、これだけは一向にやろうとしません。

ADHDの息子は「文字を書く」ということがとことん嫌いです。算数の計算のようにサクサク進めることができないからです。息子の特性として、あることに集中すると他の事を考えることができなくなるというのがあります。

言葉はとても達者です。テレビは情報番組とサスペンスドラマが大好き。見ていて大人顔負けのコメントや、的確な推理披露することもあります。しかし、それを文字にすることができません。

「数字」はほとんどが一筆書きで書くことができるので、覚えるのも早かったです。同時に1桁の計算も覚えました。ルールとしてはあまりよろしくありませんが、息子は「4」も「5」も「7」も一筆で書きます。

しかし、平仮名や漢字のように2画以上になると、「文字という造形を行うこと」に集中するので、書きたい文章を忘れます。文章どころか書こうとしている単語を忘れます。これはもう楽しむ以前の問題です。

考えなくてもスラスラ文字が書けるようになれば、次は「文章を書く」や、「自分の考えを文字にして他の人に伝える」という楽しさに気づくかもしれませんが、すぐに結果が出ない練習は大嫌いなので、文字が上達しません。

ここで「字を書くこと」を嫌いになられたらお先真っ暗なので、時間をかけたいと思います。「自分の考え」というものは持っているので、そこは会話をすることで伸ばすようにし、今の段階では「文字」を楽しめるようにしています。

しかし、宿題は「読書感想文」。無理です。でも、チャレンジさせてあげたい。そこで、インタビュー形式にしました。まず、「この本を読んで、どう思った?」と漠然とした感想を聞いても、「おもしろかった!」という答えしか返ってきません。

ADHDの特性として、「指示や質問は具体的にしなければ結果が出せない」というものがあります。そこで、こんな質問にしました。これ、完全にズルです(笑)親が読書感想文の構成を考え、内容を誘導しているので。でも、こんなふうに書くんだと知ってもらえるだけでもいいかなと思いました。

<読書感想文のためのインタビュー>
⓵なんでこの本を選んだんですか?
⓶この本の物語を短く教えてください。
⓷どこが一番面白かったですか?
⓸どうしてそこが面白かったのですか?

この答えをつなげるだけで、とても立派な読書感想文になります。しかし、問題は「文字にすること」。そこで、「文字起こしアプリ」を活用することにしました。

<Texter>

これがスゴイ。会話など発した言葉が瞬時に文字に変換されていきます。言語量は無制限。翻訳機能を使えば多言語も可能。会員登録やログインが必要なく無料で、インストールしたら即使用できます。

変換した言葉は同時に録音されていて、その文字を見ながら再生して聞くことができるので、確認も簡単です。

ただ1点だけ、私にとって便利でも、息子にとって不便なのは「かなりの精度で漢字に変換される」ということのみです。大人にとって本当に素晴らしい機能なんですけどね。

で結局、テキストに変換した感想を「ひらがなのみ」に私が書き直し、それをまた息子が原稿用紙に書くという、途方もなく時間のかかるチャレンジとなりましたが、とても楽しい時間でした。

前の日には、「読書感想文を書け」と言う私に対して、泣き叫ぶ、枕を投げる、隅っこで丸くなるなど全力で抵抗してきた息子が、スラスラとはいかないまでも、一生懸命文章を書く姿は見違えるほど「できる子」に成長していました(だいぶ親バカ発言)。だって原稿用紙2枚半も書いたんだもん!!

タイトル「『銀河鉄道の夜』はなんで夜なのか」
これに対して私は明確に回答できませんでした。だって「夜」であるのが当たり前だと思っていたから。しかし息子は「夜見ている夢だとしても、真っ暗で星が光っていても、銀河なら夜じゃないかもしれないじゃん」という疑問を持ったそうです。

たしかに、銀河ステーションも、線路のへりのりんどうの花も、アルビレオの観測所も光にあふれていましたね。ジョバンニもこう言っています。
「月夜でないよ。銀河だから光るんだよ。」

私にはこの思い付きは無理です。いろいろな可能性を考え、別の方向や時間軸から物事を見ることを自然にできる息子が本当にうらやましい。あぁ、当たり前から逸脱してみたい。

新しい本を読むたびに、文字起こしアプリで息子の感想を記録していこうかなと思います。

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