子育て・教育

「いないほうが勝てたのに」 ~チームワークと競争意識~

息子が小学校で初めての失敗に拗ねちゃった・・・。些細なことかもしれないけれど、いろいろ考えなければならないことがたくさんありそう。

1.小学校で初めての派手な失敗
2.リレー競技の是非
3.チームワークと競争意識

1.小学校で初めての失敗
小学校に上がって、初めて他学年とチームを組んでリレーがありました。レクリエーションの一つで、運動会や地域大会のような競技色の強いものではなくて、遊びの要素が強いものだったようです。

息子がバトンパスの際に転んでしまい、チームが最下位になってしまいました。息子が戻ると上級生がぽろっと「(息子が)いないほうが勝てたのに」と一言。その声を聞いた息子は拗ねてしまい、それ以降の競技をしなかったそうです。

遊びの要素が強いとはいえ、勝負は勝負。負ければ悔しいし、息子の番までトップで来ていて、転ぶようなアクシデントが無ければ十分優勝に絡むところまでいけるのであれば猶更、上級生の子の気持ちはわかります。わたしがその場にいたら、息子の立場も考えずに「負けちゃってごめん!」と言ってしまいそう。

上級生の子も「言い過ぎた」と思ってくれて、息子をなだめ、「一緒にやろう」と言ってくれたのに、息子は「いいよ・・謝らないで・・」と言い、頑なに参加をしなかったそうです。

2.リレー競技の是非
ちょっと調べれば出てくる出てくる「うちの小学校の運動会はリレー競技がなくなりました」という記述。なぜだかよくわからなかったのですが、今回の息子のエピソードを聞いて、なんとなくわかったような気がしました。

綱引き・玉入れは、「全日本玉入れ協会」主催とかっていう大きな舞台でない限り、個人のミスなど見分けることができないと思います。サッカーや野球などの団体競技は、誰かがミスをしても、誰かが取り戻そうと頑張るし、バレーボールなどはむしろミスを誘うようなプレーをしたりします。

点を取られたら取り返せばいい。ミスを許して励まし、良いプレーを引き出すといった「名誉挽回」が可能です。そんなチームワークが勝つための重要ポイントの一つだと思います。

また、テニス、バドミントンなど個人対個人の競技の勝ち負けは、もちろん自分に責任がありますから、悔しいのは「自分」。団体戦であっても、先鋒が負ければ中堅・大将が取り戻すというようにこちらも「挽回」が可能。なによりも試合に臨むまでに、「先鋒、中堅、大将」などの序列や責任の大きさと、それを受け止めきれる器を明確にし、意識づけやチームワークを育てることができていると思います。

さらに、球技でも武道でも攻めと守り、ピッチャーとスラッガー、指揮官と守護神のように、個々の能力それぞれが試合を左右する要素となるので、みんなが活躍できる可能性がありますが、リレー競技は「足が速い」「転ばない」ということ以外で勝てる要素が見当たりません。オリンピックくらいまで行けば「バトンパスの技術」だとか「コーナリング」だとかあるでしょうが、陸上競技に全く触れたことのない小学生ですからね・・・。

運動会やレクリエーションのリレー競技は、いわば寄せ集めのチームが、よくて数回の練習で本番に臨みます。1チームの人数が多く、走者の順序や転んだ時の対応など戦略を練ることができればまたチームワークも生まれ、ミスも挽回できるかもしれませんが、なかなかそんな環境は聞いたことがありません。

人数が少なければ、1人のミスが致命的なものになりやすい。ましてやリレー競技と言えば周りの期待や注目度も高く、大盛り上がりする人気の競技。そこで自分が、チームメンバーが失敗してしまったら!!!

ヒィィィィ考えるだに恐ろしい・・・。

運動会は総合得点で競うことが多いですが、その中でもリレー競技が各地の運動会から消えたのは、そういうことなんだろうと思います。難しいですね・・・。「お前のせいで」と言ってしまった側の悔しさもわかるし、言われた側は傷が癒えるまでに長くかかりそうです。

でも息子は今回大丈夫そう。さほど傷になっていないようです。これはこれでまた別の問題ですかね・・・。

3.チームワークと競争意識
我が子はADHD。どちらかというと、「競争意識」が強力です。「人に優しくする」ということはわかっていて、できることもたくさんありますが、チームワークという概念を理解し、高めていくにはいくつか障壁となる特性があります。
⓵衝動性
今回は息子が失敗してチームメンバーに指摘されましたが、逆の立場になった時、「お前のせいで負けた!!」と強く言ってしまうなど、相手を傷つけてしまう可能性が大きいのです。その原因は「衝動性」と「自分の価値観に対するこだわりの強さ」。思ったことがそのまま口に出てしまいます。こればっかりは脳の働きによるものなので、なるべくそのような状況を避けるようによくよく意識していかないとと思います。

⓶反抗挑戦性
指示や命令に従うことを「負け」と思いこみ、頑なに実行しなくなる特性です。これがあると自分の失敗を正当化したり、ルールを変更しようとしたり、指摘されれば「いじめられた」と思ったりします。こうなると、怒ってもなだめてもすかしても指示に従わず、誘いも断ります。思い込む前に、指示や命令の理由、価値などをよく説明し、理解するとやってくれることもあります。

⓷拗ねる
ADHDの特性を持っていると、成功例や褒められた経験よりも、人と違うところを指摘されたり、人ができることができなかったりといったことが多くなり、「失敗経験」として蓄積されてしまいます。指摘されることが嫌で、そもそも参加しない、やらないという選択をしてしまいます。

さらに、こだわりが強かったり、感情や行動の切り替えがうまくできないので、一度「やらない」と決めてしまったら、どんな理由があろうと、どんな良い結果が待っているとわかっていようとやりません。

全部本人は頭の中でわかっています。わかっていてもできない。だから協調性が持てず、自分の欲求に抗うことができにくいので、チームワークを求められることは苦手なのです。

個人競技で類まれな能力を発揮する場合もありますし、チーム競技でこれらをゆっくりでも学んでいけることもあるようです。一概に可能性を狭めることなく、しかしお友達や先生などとのトラブルをできるだけ回避できるように努力していきたいです。

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